玄蕎麦 もち月

歴代国内最高気温・41.1℃の日。
山の日振替の平日休み。
以前お世話になったU氏と久々の成瀬。
山の日らしく坂を上って、もち月です。


前回来たのは丁度10年前の9月。
変わらぬコンクリ打ちっぱなしの外装は
丁度目の前が道路工事で撮影できず。
ただ看板が『Mochizuki SOBA』になってた。


中庭の前の席に。

U氏は早速冷や酒から入る。
まぁ私はりんごジュースですが。





蕎麦前その1「出汁巻き玉子」。

昔の記憶と変わらぬ繊細な味。
家では作れないバランス。


蕎麦前その2「穴子の一本揚げ」。

これはサクサク感を食べる感じ。
土用丑の日に鰻は食べず、ここで穴子
茗荷とズッキーニも香りと食感のアクセント。


蕎麦前その3「鴨ロース」。

蕎麦屋の鴨は醤油が強く火が通りすぎのとこが
多いですが、ここの鴨は絶妙。
しかも味はちゃんと日本の味で成立。


本日の蕎麦はU氏が「せいろ一枚半盛り」。

シンプルな選択が江戸っ子らしい。
家では蕎麦の茹で担当、かつ蕎麦つゆの
独自ブレンドまで楽しんでるとか。


私は「旬のつゆがけ」でさっぱり。

魚介、野菜天三種とあったが、
まさかの茗荷&ズッキーニが被る。
むしろ薬味の葱、鰹節、海苔を少しづつ
割合変えて混ぜて味わう楽しさ。


程なく蕎麦湯が登場。


昨今流行りのポタージュ系ではなく、あっさり。
つゆがけの私には別途蕎麦湯を味わうための
蕎麦猪口と辛汁が心憎いサービス。


最後の一品にはこの店のルーツでもある
「とんかつ(ヒレ)」を単品で。

昔よりほんの少し衣が厚めか?
肉自体もヒレの厚い感じが希薄なような。
名店「とんき」の流れを汲むイメージが
時間が経って希薄になったか。


…U氏が油もの規制してたのを忘れてた。
わざわざ衣外して食べてらした。
申し訳ない。


地理的な逆境も問題にせず良い蕎麦をうつ
御主人とスタッフさんの継続と努力が
10年後にも感じられて良かった。
やはり良い店でした。


東京都町田市小川2-3-23
042-799-7033
11:30〜15:00、17:30〜20:00


おまけ。10年前の来訪時の写真。