布恒更科

何とか仕事も収まった師走の午後。
いつもの流れで蕎麦屋締めと言う感じで、
これまたいつもの大森「布恒更科」へ。

流石に少し並んで店内へ。


待ち合わせた連れは早速のビール。

お通しは「切り干し大根」。





この店のメニューは当たり前に見えて手が込んでいる。
季節ものや定番ものも外さない仕事っぷり。
というか、メニューの内容がよく変わるので飽きない。
私が好きな店Best3から落ちたことがありません。


今回はまず四品セレクト。

一品めは「煮かき」¥830
白髪ねぎの下には大ぶりな牡蠣が4粒。
煮ると大概の貝は縮まるのに、何かコツがあるのか?


二品目は「三種盛り合わせ」¥860。

本日は濃い目の味付けの数の子、煮浅利、明太蓮根。
これは日本酒だな。
(連れはこの時点で住吉の純米冷やにシフト!)


三品目は「鴨のくわ焼き」¥2780

まずこの厚さ!こんなの他では見られない。
中はあえてレア気味でジューシー。
鴨特有のレバーの様な香りは薄いがジビエの味わい。
長葱は良く火が通り甘さと香ばしさがいい。


くわ焼きと一緒に出された粉山椒。

緑色の山椒は初めてだ。
でも味も香りもしっかり山椒でした。


四品目は「玉子焼」¥970

あえてあまり溶かずに黄身と白身の食感と味が
口の中で変化があって面白い。


メインの蕎麦、連れは季節のおそばから
「白子そば」¥2780

この圧倒的存在感のクリーミィな白子!
もちろん大絶賛でした。


私はごぼう天もりにするつもりが、直前で
かき揚げ天もり」¥1830

ここは天つゆは別添せず蕎麦の辛汁で。
むしろ天ぷらの香りが蕎麦に絡まっていい。
定番の小海老と三つ葉の分厚いかき揚げ。
でも油っこくない軽い揚げ上がり。


デザートは今回メニューに1品だけ。
「そば茶プリン」¥530

あっさり上品で後から蕎麦の香りが
追いかけてくる感じのいいバランスの甘味。


気づけばあれだけ混んでいた店内は我々とあと1組。
時間の経つのをすっかり忘れていた。

店構えのひなびた感じからはまったく想像できないけど、
やっぱりこの店は何度来ても新鮮な驚きがある。
ただただ、感服&満腹です。


ちなみに過去の訪問記は
2008年: http://d.hatena.ne.jp/jsma/20081227/1230372128
2002年: http://homepage2.nifty.com/3up/nunotune.html


東京都品川区南大井3-18-8
03-3761-7373
11:30〜15:00、17:00〜20:00